2015年9月22日火曜日

月乃かりんさん作「カモミールラプソディ」の感想

創作仲間、月乃かりんさんの初書籍「カモミールラプソディ」を読了しました!

冒頭からまるで、見えるような情景描写に圧倒されました。主人公が自転車で駆け抜けていく小道とか、格調高いホテルの様子とか。
もっと言えば鳥のさえずりとか、避暑地のひんやりした空気まで、伝わってくるような描写なんです。

それとストーリーの節目に、ピリッときいたフレーズがあるんですよ!

特に17ページから18ページまでの「そんなホテルの〜奇跡だとも思う」には気持ちを持って行かれました。

ざくっと言えば、日和ちゃんの仕事に対する心構えや考え方があらわされているのですけど。
誇りを持ちつつ分をわきまえる、常に感謝と感動を胸に仕事をする、という、日和ちゃんの考え方、すごく共感できたんです。

普段から、自分もぼんやり考えていたことを、美しい文章で、的確に表現されると、「そうそう!そうなのよ、ほんとそう!」とジダバタ悶えたくなります。
これぞ、読書の醍醐味だと思うのですよ。

健気に恋する日和ちゃんはとてもかわゆらしく、事件が起きるたびにドキドキしました。
日和ちゃんと鳴沢さんが結ばれて、本当に良かった。

あとがきに「ネットで小説を書き始めて10年」とありましたが、かりんさんはこの先の10年も、ずっとずっと書き続けて行くんだろうな、と感じました。というか、書き続けて欲しいです。

カモミールラプソディを読んでいる間中、恋をしているような幸せな気分に浸れました。

読書って、人を幸せにするなーって改めて思いました。
わがままな読者ですが、次の作品待ってますね!